架空の会社で作成した見本です。実在のお客様の成果物ではありません。
職務に直結する生成AI研修 カリキュラム例
設計の考え方
- 汎用的な「プロンプトの作り方」の講座にはしません。各回を、受講する方の実際の職務の場面にひもづけます。
- 使う資料は、個人名・社名・金額を消した、実際の業務資料です。
- 各回で「AIに任せる部分」と「人が確認する部分」を決め、業務の手順書に書き込みます。
- 研修の前に、所要時間などの基準値を記録し、研修の後の実測と比べます。受講者の感想とは分けて扱います。
研修の前に決めること
- 対象の職務と場面(下の表)
- 使ってよいツールとアカウント(社内AI利用ルールに合わせる)
- 研修で使う資料と、消しておく情報
- 人が確認する範囲と、確認する人
- 基準値の記録のしかた(例:返信の下書きにかかった時間、手戻りの件数)
カリキュラム
| 職務の場面 | 研修で行うこと | AIに任せる部分 | 人が確認する部分 | できあがるもの |
|---|---|---|---|---|
| 共通:自社ルールの確認 | 営業・受注の実際の資料を「入力してよい/入力しない」に仕分ける | ― | 仕分けの判断 | 部署ごとの「入力しない情報」の例 |
| 営業:見積依頼・問い合わせへの返信 | 過去の問い合わせ(名前などを消したもの)から返信の下書きを作り、直す | 下書き、言い回しの調整 | 価格・納期・在庫・約束ごと | 返信の型と、確認のリスト |
| 営業:提案書のたたき台 | 顧客の課題のメモから構成案を作り、根拠を足す | 構成案と下書き | 数字・価格・他社との比較・約束事項 | 提案書の構成の型 |
| 営業:商談メモの整理 | 商談メモから、次回までの宿題と確認事項を整理する | 要点の整理 | 顧客に約束した内容の正確さ | 商談メモの整理の手順 |
| 業務:注文書と受注内容の照合 | 研修用に作った架空の注文書で、違いの候補を出し、人が確かめる流れを作る。実際のデータで行うかは、社内ルールの「入力してよい情報」と、法人向けの契約・学習に使わない設定を確かめてから決める | 違いの候補の洗い出し | 最終の照合と登録 | 照合のチェックリスト(AIに任せる範囲つき) |
| 業務:納期回答・出荷連絡の文面 | よくある連絡の型を作り、例外のときの書き方を決める | 決まった文面の下書き | 納期・数量・例外の判断 | 連絡文の型と、例外の判断表 |
| 業務:社内の手順書の改訂 | いまの手順書から、分かりにくい箇所の指摘と改訂案を出す | 指摘と改訂案の下書き | 手順の正しさと安全 | 改訂した手順書 |
| 振り返り | 基準値と研修の後の実測を比べ、型とルールを直す | ― | 比べ方と判断 | 見直しの記録 |
研修で「使わない場面」も教えます
- 価格・納期の最終決定
- 取引先や個人の情報を含む処理
- 法令・契約の判断
- 確かめられない情報を、そのまま社外に出すこと
時間配分と回数
時間配分・回数・期間は、対象の方と業務に合わせて、見積書で決めます。
